水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びの花ブローチ

 水引コンプレックスです。今回は亀の子結びを花冠連続し、それを二枚重ねた花ブローチの作り方を紹介します。

 私どもの水引アートでは、結びや編みを連続した花冠を複数枚重ねて、芯にビーズや結びを貼り付ける形で作ったものを花ブローチと呼んでいます。

 基本的には、一つの花冠には同じ結び(淡路結びや亀の子結び)を連続して作ります。水引アートの通信講座の最初の課題では、淡路結び作った花冠1枚とかけ結びで作った花冠2枚を重ねてつくる花ブローチを提供しています。

 芯も、ビーズの他に、丸結びや五角結びの丸結び、他にアクセサリーの金具等が使えますので、色々試されても良いと思います。

 
 

水引アート 亀の子結びのブローチ
水引アート 亀の子結びの花ブローチ

花弁と花冠小の作製

① 花弁の作製
  30cm水引_2本の亀の子結びで18枚作ります。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-001
fig-001

② 連続つなぎで花冠小の作製
 ②-1 1枚目の花弁に下図の様に、ワイヤーをかけてねじり留めます。次に2枚目の花弁も1枚目と同様にワイヤーで留めます。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-002
fig-002

②-2 8枚の花弁を連続した後、ワイヤーの上から花弁が抜けない様に、ラジオペンチではさんで締めた後、ワイヤーの上にボンドを塗ります。 
②-3 ボンドが乾いた後ワイヤーの下 4mm(破線)のところで水引をカットします。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-003
fig-003

②-4 花弁の連続を下図矢印の方向に丸くまき、ワイヤーのイ点をロ点に引っ掛けます。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-004
fig-004

②-5 ロ点に引っ掛けたワイヤーを図の様に約5mm 曲げて花冠が外れないようにしてから、不要なワイヤーは切り取ります。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-005
fig-005

②-6 花冠小の完成 
  花弁の連続を上図矢印の様に広げて花冠の完成。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-006
fig-006

花冠大の作製

③ 花冠大の作製
 ③-1 花弁10枚を下図の様に連続つなぎします。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-007
fig-007

③-2 花冠大の完成 
 花冠小と同様にして連続つなぎを輪にして不要な水引とワイヤーを切り取り、花冠大を作ります。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-008
fig-008

組立と完成

④ 組立て
  図を参考に以下の順に、花冠大・小・ビーズ・ブローチ金具をボンドで付けます。
④-1 花冠大の中央にボンドを塗り花冠小を付けます。
④-2 花冠小の中央にボンドを塗り、20mmビーズを付けます。
④-3 ブローチ金具の平らな面にボンドを塗り、花冠大の裏側・中央に貼り付けます。
④-4 全てのボンドが乾いたら、花弁の形を整えて完成。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-009
fig-009

⑤ 完 成
 全ての亀の子結びの花弁を、表側に向けて凸型にくせ付けすると形よくまとまります。

水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 亀の子結びのアクセサリー fig-010
fig-010

部品表

 使っている材料の一覧は以下の様になります。好みの色に変えて頂いてもOK。水引_1本は90cm、カラーワイヤー1本は72cmとして表示しています。ここで使っている35mmのブローチ金具は最近入手が難しいかもしれません。少し小さめの金具でもOKです。

番号 作製部位 材料名 数量 単位
20 花弁 羽衣水引 茶 6
30 花弁 孔雀水引 ミントオレンジ 6
40 花冠 カラーワイヤーゴールド28番 1
50 アクセサリー台直径35mm 金 1
60 花芯 ビーズ20mm アイボリー 1

お礼

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