水引 小物の作り方2 基礎結び編 きれいに作る淡路結び
水引コンプレックスです。 今回から新しいブログ記事のシリーズを書きます。
今更淡路結びの作り方か・・との感じもしますが、やはり初心者の方たちの事を考えるとココから始めるべきだと思い、淡路結びを綺麗に作るコツを手の動きも含めて説明します。
淡路結びの形は不変なものですが、結ぶ手順は幾つかあるようです。
ここに説明する結び方は、梶先生が水引を教え始めた頃に、初心者が分かり易い手順として考えたものだそうです。
今でも一番分かり易いと思っていますが、扱う水引の本数や場所・長さなどにより、より結びやすい方法もあると思います。
いずれにしても淡路結びの形がしっかり頭に焼き付いた頃には、読者の方たち独自の手順が出来ているかも知れません。
動画では細かな結び方が手の中に隠れてしまう為、図や静止画を用いながら説明します。
3本の水引で説明しますが、本数が増えても基本的な手順は同じです。
水引のしごき方
水引を結ぶ時には、曲げる部分を最初にしごき、曲線のくせ付けを行います。しごく事により結びに自然な曲線の張りを持たせることが出来ます。適度なしごきを行わない場合は、曲げた部分が不自然に折れ曲がる事があります。
水引の直線を活かしたい場合や場所では、しごく必要はありません。
① 左手で水引のはしを持ちます。
② 右手の親指と人差し指で水引をつまみ、矢印方向に数回しごきます。
※ポイント※
水引が長い場合は、水引の中央を持って左右、別々にしごきます。
③ 水引に自然な曲線ができます。
※ポイント※
結びの途中でも、水引に曲線を付けたい時はその場所を随時しごいてください。
結び
④ 水引を両手で持ち、右側(イ側)を上にして交差させます。
⑤ ④で交差した箇所を右手でつまみ、イ側を左手で矢印方向に曲げます。
⑥ ⑤で曲げた部分を左手でつまみ、ロ側を矢印方向に曲げて、輪の中を通します。
※ポイント※ ロ端の先端は順序を揃えて通します。
水引の揃え方
複数本の水引を使い、結びを行うと結びの途中で水引の並びが乱れます。この場合は、内側の水引から1本ずつ丁寧に引いて乱れを正します。
⑦ ロ端の水引をそろえて通した後。
⑧ 右手でロ側の内側の水引から順に矢印方向に引いて、水引の乱れを直します。
⑨ ロ側の水引が揃いました。
大きさの調節
少し大きめに結び、小さくしながら目的の大きさに合わせます。
⑩ 結びの左右の輪を矢印の方向に引っ張り、中央の輪を小さくします。
⑪ 結びの中央を左手でつまみ、イ側の水引を内側から順に引いてイの輪を小さくします。
⑫ ロ側も同様に輪を小さくします。
⑬ 形を整えて淡路結びの完成