水引 小物の作り方2 アクセサリー偏 犬のストラップ
水引コンプレックスです。今回は四つ組で作る犬のストラップの飾りの作り方を紹介します。
動物をモチーフにした小物は干支にちなんだ年によく作るのですが、この犬の小物はちょっと違います。
たぶん、細かな仕上げの部分に違いがあるかも知れませんが、水引を売り物にしているお土産物屋などには昔からあったものではないかと思っています。
これが、いつ頃からあったのかもわかりません。私、水引コンプレックスが梶先生の手伝いを始めたころには既にありました(・・図説にしたのは私ですが)。
作るのに必要な主な技術は、水引でよく利用する結びや編みではなく、組紐の「四つ組」・「三つ組」と「三つ編み」です。四つ組が正しくできれば、あとは腕力で完成させる事が来ます。
非常に可愛く出来上がりますので一度挑戦してみてください。
説明の中に出てくる「三つ組」は、四つ組の応用です。図fig009を見ていただければ作り方は理解されると思います。

頭部・胴体
① 頭部の作製
45cm 6本(3本の2組)の水引の中央で四つ組みをして、頭部を作ります。

② 胴体の作製
②-1 90cm水引6本(3本の2組)の中央で四つ組を1段作ります。

②-2 下図を参考に頭部のc,d端を②-1で作った四つ組に通します。

②-2 下図を参考に頭部を胴体の四つ組の1段目にしっかりつけます。


胴体・ 脚・ 尻尾・耳
②-3 下図の様に胴体を四つ組で編みます。

③ 脚・しっぽ・耳の作製
③-1 脚の作製 d、c、ハ’、ニ’をそれぞれ三つ組して脚を作ります。

③-2 しっぽの作製
-1. イ’とロ’の6本の水引を隣り合う2本ずつ3組に分けて、三つ組2段を作ります。
-2. 次に1.の各組の内1本ずつ計3本の水引を束にして芯を作ります。
-3. 残り3本の水引で2.の芯を中心に三つ組6~7段を作り、しっぽの本体にします。
-4. 最後は余った水引1本でしっぽの先をくくり、不要な水引は切り取ります。

③-3 耳の作製
a,bをそれぞれ三つ編みします。三つ編みしたa,bを下図矢印を参照して頭部の四つ組最終段に通して耳の形を作ります。

まとめ 完成
④ まとめ
④-1 下図を参考に首輪を結び、次に目と鼻をボンドで付けます。次に、足先・しっぽの先に薄くボンドを塗り、結びがほつれない様にします。

④-2 最後に、耳・しっぽ・脚の形を整えて、首輪にストラップ(チャーム)の紐をつけて完成。

部品表
使っている材料の一覧は以下の様になります。好みの色に変えて頂いてもOK。水引_1本は90cm、カラーワイヤー1本は72cmとして表示しています。
番号 | 作製部位 | 材料名 | 数量 | 単位 |
---|---|---|---|---|
20 | 頭部 | 羽衣水引 金 | 3 | 本 |
30 | 胴体 | 羽衣水引 金 | 6 | 本 |
40 | 鼻 | 羽衣水引 金 | 1 | 本 |
50 | 首輪 | 絹水引 黒 | 1 | 本 |
60 | 目玉 | 目玉 白黒動眼 | 2 | 個 |
70 | 金具 | レザーストラップ | 1 | 本 |
お礼
最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。更に詳しく水引アートを知りたいと思われる方は、教室や通信講座に参加される事をお勧めします。下段のボタンからそれぞれの説明のページに移ります。