水引 小物の作り方2 祝儀袋 四葉のクローバー
水引コンプレックスです。 今回は祝儀袋を飾る四葉のクローバーの作り方を紹介します。
以前、海外の人に水引を紹介する文の中に次の様に書いた記憶があります。「今の日本で水引の飾りを目にする一番の機会は結婚式の受付でしょう。」と、
これは、祝儀袋に付けてある水引の飾りの事を言ったのですが、さて、最近はどうなのだろうと本文を書いている時に、ふと思ってしまいました。
最近は、結婚式に招待される事もめっきり減ってしまった為に、ささやかな疑問を持ってしまいました。
それでも、展示会等での販売の機会がある時は、オリジナルの祝儀袋を販売しています。また、結構お買いもとめて頂いているのも事実です。(政華流水引アートの本部教室では常に販売しております。)
今回紹介する四葉のクローバーを飾りに付けた祝儀袋もその一つで、教室のカリキュラムには無いのですが、以前作っておいた作り方の資料があったのでそれを基に紹介します。
四葉の作り方は、重ね連続と呼んでいるつなぎ方で作っています。帯の結び方は、別記事である“祝儀袋の帯の結び方”を参照して下さい。
四葉のクローバの作製
① 四葉の作製
90cm水引_5本の重ね連続つなぎで図の四葉の葉の部分を作ります。
輪1:水引_5本で輪を作り内側の水引から引っ張って模様を作り、輪の根本をワイヤーで1回交差して留めます。
輪2:輪1と同様に輪と模様を作り、輪の根本を輪1を括ったワイヤーで1回交差して留めます。
同様に輪3と輪4を作ります。
輪4を作った後で、余ったワイヤーは切取ります。
【四葉の完成】四つの輪を作ります。
② 葉の飾りの作製
②-1 葉の飾りのベース
30cm水引_1本の菜の花結びで葉の飾りのベースを1枚作ります。
②-2 組立て
直径10mmのビーズにワイヤーを通し下図の様に菜の花結びに通します。
③ 帯の作製
平に並べた、45cm水引_5本の中央をボンドを塗った色紙で包み固定します。
④ 飾りの帯への取り付け
ビーズのワイヤーを下図の様に四葉に通して帯の中央にくくります。
余ったワイヤーは切り落とします。
【飾りの完成】
➄ 完成
下図を参考にして祝い袋(紙折り)にクローバの飾りを置いて、背面で帯を結びます。
※下図のクローバは、葉先をくせ付けしていない飾りを乗せています。
帯の結び方は【祝儀袋の帯の結び方】を参照して下さい。