水引 小物の作り方2 基礎結び編 連続つなぎ

 水引コンプレックスです。 今回は連続つなぎについて紹介します。

 水引アートを作る上で必要となる基本的な技術は、“結ぶ”“編む”等幾つかに分類されるのですが、その中でも細いワイヤーを使って複数の部品をつなげてゆく技術があります。

 それらを私たちは「連続つなぎ」または、単純に「連続」と呼んでいます。

連続つなぎ

基本的な連続つなぎは次図の様になります。
これは、二つ折りにした水引を連続つなぎしたものです。

基本の連続つなぎの1例



連続つなぎを私たちは更に以下の様に分類しています。

【松葉連続つなぎ】、【花連続つなぎ】、【折り連続つなぎ】、【重ね連続つなぎ】

これらは、ある特徴を持った作品群に共通する形を作る為、基本となる連続つなぎに手順を加えたり修正した手順に成ります。

ここでは、各方法について手順を説明します。

松葉連続つなぎ

 松葉連続つなぎは、文字通り正月飾り等に使う松葉を作る為の連続の方法です。
 クリスマスツリーを作る時にも使います。

① 松葉の芯の作製
 ①-1 長さ36cmワイヤーを半分に折り、頭を約1cmねじります。
 ①-2 ねじった箇所をフローラテープで巻きます。

fig001

② 松葉の水引を連続
 ②-1 松葉に見立てた水引3本を下図の様にワイヤーにはさみ、ワイヤーを矢印方向に1回ねじり、留めます。
同様に3本ずつ水引を所定段数はさみ、ねじり留めます。

fig002

②-2 所定段数の水引を連続つなぎします。連続の終わりはワイヤーを数回ねじります。

fig003

③ 松葉の形作り
 ③-1 連続つなぎをワイヤーがねじってある向に全体的にねじります。

fig004

③-2 ねじり終えた連続つなぎを、図の様に片手の中に入れて、もう片方の手でワイヤーを下に引いて水引を上方にすぼめます。
③-3 両手で挟み、手のひらの中でグルグルまわします。

fig005

④ 松葉連続の完成

fig006

花連続つなぎ

 花連続つなぎは、花の花冠を作る時に使います。連続するものは単に水引を切ったものから、結びや編み等幾つか種類があります。大輪の花冠を作る時にも使います。アクセサリーを作る時にも使います。 

① 指定の結び(本説明では淡路結び)で花弁を必要枚数作り、下図のように花弁にワイヤーをかけて連続します。

fig007

② 花弁が抜けないように、ラジオペンチでワイヤーの上からはさんで締めた後、ワイヤーの上からボンドを塗ります。
 ボンドが乾いた後、不要な水引を切取ります。
③ 花弁の連続を下図矢印の方向に丸く巻き、ワイヤーのイ点をロ点にひっかけます。

fig008

④ 下図のように折り曲げたワイヤーの不要部分を切り取り、最後に花弁の連続を広げます。
⑤ 花連続の完成。

fig009

折り連続つなぎ

折り連続つなぎは、主に小さな花冠を表現するのに使います。アザミやヒマワリの筒状化が例に挙げられます。
稀に、小花の葉やがく冠を表現するのにも使用します。

水引_2本、7段の折り連続を例に説明します。

① 水引_2本のロ側にワイヤーを掛け、下図矢印の様にワイヤーを1回交差させて水引を留めます。
② 矢印の様にワイヤーの間に水引のイ側を曲げます。

fig010

③  曲げた水引を①と同様にワイヤーで留めて、更に矢印の方向にイ側をU字形に曲げます。
④ ③で曲げた部分を同様にワイヤーで留めて、再び、イ側を逆U字形に曲げます。

fig011

④ 以下”水引を曲げてワイヤーで留める”を必要回数繰り返して折り連続の完成。 

fig012

重ね連続つなぎ

 重ね連続つなぎも、花冠を表現するときに使います。花連続よりも小振りで、折り連続より平らな花冠を表現するときに重宝する方法です。

水引_3本、5枚の花弁を例に説明します。

① 1枚目の花弁
①-1 水引を輪にします。
①-2 ロ端を内側から1本ずつ矢印方向に引いて、花弁の模様を作ります。
①-3 ワイヤーを1回交差させて花弁の根元を留めます。

fig013

② 2枚目の花弁
 ロ側を下図矢印の様に曲げて2枚目の花弁を作り、1枚目の花弁と同様にワイヤーを交差させて2枚目を留めます。
③ 3~5枚目の花弁
 3~5枚目の花弁も同様に作ります。

fig014

④ 重ね連続の完成
 花弁を5枚作ったら、ワイヤーの a側を矢印の様に花弁の1枚目に渡してワイヤーのb側と花弁の後ろでねじり留めて花弁を輪にします。

fig015

⑤ 完成

fig016

※ワイヤーをねじる(交差させる)向きは、ねじり易い方向で良いのですが、一度連続を始めたら最初から終りまで同じ向きにねじって(交差させて)下さい。

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