水引 小物の作り方2 ミニかぶとの壁掛け
水引コンプレックスです。 今回はミニかぶとの壁掛けの作り方の手順を紹介します。
本記事は、2005年5月に発行した梶政華著「水引の小物100選」の為に用意した図説を基に作りました。
しかし、肝心の本には掲載されておりません。今思い出してもなぜ収録されなかったのかは分かりません。
小物ですが、これを作る為には、変り花淡路結び、相生結び、松結び、リーフ編み、菜の花結び、抱き淡路結び等多くの技術が必要となります。
そうやって見ると、他の収録作品と比べて多くのページが必要となった為に外れたのかも知れません。
壁掛けとして紹介しておりますが、兜との部分だけを作って祝儀袋の飾りに使っても喜ばれる様です。
鉢の作製
45cm水引_2本の変り花淡路結びと淡路結びの縦連続で1枚作ります。(下段※参照)
①-1 抜き淡路結びのイとロを図の様に通します。
①-2 イとロで再度抜き淡路結びを作ります。
①-3 イとロを図の様に結びに通します。
①-4 変り花淡路結びの完成。
①-5 淡路結びを縦に連続して余った水引を切取ります。
①-6 鉢の完成
吹き返し、飾り、くわ形
② 吹き返しの作製 30cm水引_6本の相生結びで2枚作ります。
③ ひさしの作製 30cm水引_1本の松結びで1枚作ります。
④ 飾りの作製 30cm水引_1本の菜の花結びで1枚作ります。
➄ くわ形の作製 16cm水引_2本のリーフ編みで2枚作ります。
忍の緒 あげ巻結び
⑥ 忍の緒の作製
⑥-1 下図⑴~⑸の手順を参考に、45cm水引_1本のあげ巻結び(入形)で緒のひもの部分を作ります。
⑥-2 形を整えてあげ巻き結びの完成。
⑥-3 房の取付け
イとロを中心に5cm水引_10本を下図の様にくくり、下に折り曲げて再度ワイヤーでくくって房を作ります。
⑥-4 忍の緒の完成。
ベース 菖蒲の花飾り
⑦菖蒲の花かざりベースの作製
⑦-1 45cm水引_8本(4本の二束)の中央で抱き淡路結びを作り、結びの4端で図の様にベースの形を作りワイヤーでくくります。
⑦-2 余った水引を切取り菖蒲の花かざりの完成。
かぶとの組立て
⑧ かぶとの組立て
⑧-1,2,3の順序で各部品をボンドで鉢に付けます。
⑧-2 くわ形を付けてから吹き返しを付けます。
⑧-3
⑧-4 かぶとの完成
完成
⑨ 完成 下図の様に菖蒲の花飾りに、かぶとをボンドで付けて完成。