水引アート干支の紹介と作り方のポイント 辰 タツ
水引アート教室で毎年秋から年末にかけて作っている干支の飾りの紹介と作り方のポイントをYoutubeにあげています。
以前は、作品の紹介のみの動画でしたが、これに作り方のポイントを付け加えて別アカウントに挙げています。
今回は、2024年の干支である辰を紹介しております。
説明がやたらと多く、動画の字幕のみでのでは分かりづらい点があると思いますので、以下に字幕部分を記載しております。参考にしてください。
字幕部分を表示します。
こんにちは、水引コンプレックスです。
水引アート作品紹介動画をご視聴いただき誠にありがとうございます。
今回は、政華流水引アートの干支の辰(タツ)を紹介します。
干支の置物は、毎年秋から年末にかけて 水引アート教室で生徒の皆さんが取り組まれる課題です。
タツの置物のテーマは、“猛々しさ”です。アニメの影響も大きく、このタツの置物は子供からお年寄りまで人気があります。
また、置物以外には、ストラップの飾りとしてタツノオトシゴを作っています。
ストラップの飾りとしては、当初、置物のタツを小さくした形を考えておりましたが、そのまま小さくしたのでは上手くタツのイメージが表現できないと判断してオトシゴの形になりました。
さて、置物の辰の作り方は大きく分けて、胴体の作製、頭の作製、手足の作製、ひげや背びれの作製、組立に分かれます。
動画では詳しくは説明しきれないのですが、それぞれについて、簡単に説明をしますと・・
①最初にボティですが、
ボティのベースは、芯となる太さ14番50cmのワイヤーにステムテープを巻いて肉付けをして、さらにタツのうろこ色にあったフローラテープを巻きます。
うろこの部分は、いわゆる“うろこ編み”と、私共が呼んでいる編み方で作ったものを、組立の時にホディのベースに巻き付けます。腕や脚にも、このうろこを同時に巻き付けます。
②頭の部分は、
90cm水引_5本の淡路結びの縦連続2段二枚で口の上下を作ります。上と下の縦連続の端どうしを淡路で結んで左右の頬を作ります。上の縦連続の二段目に90cm水引_4本通して、亀の子結びと淡路結びの縦連続を作り頭にします。舌は45cm水引_3本の淡路結び縦連続3段で作ります。
歯は90cm水引_2本の淡路結び縦連続29段で上下の歯をそれぞれ作ります。
説明の途中ですが、これらが、タツノオトシゴのストラップです。
説明を元に戻して、
③手足の部分は、
まず、No.18ワイヤーを芯にしてフローラテープと水引を巻いて指を作ります。そして、それら指を3本ずつ水引で束ねて手と足を作ります。
④“つの”と“ひげ”、背びれは、
“つの“と“ひげ”は水引2本とNo26ワイヤー1本を。 背びれは水引3本とNo.26ワイヤー1本をより合わせて固めの紐を作ります。次にこの紐を“つの”や背びれの形に折り曲げてボティにボンド付けします。
⑤組立の順序は、次の通りです。
1 最初に、ボディを作ります。
2. 次に、手足をワイヤーでホディにくくり付けます。
3. ボティと手足に水引のうろこ編みを巻き付けます。
4. ボティに仮にタツらしいうねりを付けます。
5. 頭をボティにボンド付けします。
6. “つの”と“ひげ“を頭に、背びれをボティの背にボンドで付けます
7. 最後に、目を付け、金の玉を持たせ、全体の形を整えて完成。
金の玉は、直径3cmの発砲スチロールの球に金箔を貼って作ります。金箔は模造の金箔でOKです。
目の下は菜の花結びで、目は5mm程度のビーズを使っています。
最後に、タツノオトシゴの作り方を簡単に説明しますと、
四つ編みで尾を作り、淡路結びと亀の子結びの複合結びでボディーを、そして鶴首結びで口を作ります。
詳しくは、政華流水引アートのブログに詳細な作り方を説明しておりますので、そちらを参照して頂ければ実際に作るコツが分かります。
以上 宜しければ、あなたの作品作りの参考にしてください。
最後までご視聴いただきまして、ありがとうございました。